2023年人工知能学会全国大会(第37回) OS-3 計算社会科学

計算社会科学会では,2023年人工知能学会全国大会(第37回)オーガナイズドセッション「計算社会科学を企画いたします.

開催概要

日程:2023年6月6日(火)~9日(金)
会場:熊本城ホール(熊本県熊本市) + オンライン
本セッション(OS-3 計算社会科学)は以下にて実施いたします.

OS-3 Slackチャンネル・懇親会

Slack「JSAI2023」にて,本OSのチャンネル「#os-3-計算社会科学」を開設しています.どうぞ,ご自由にご参加下さい.(Slackへの参加は,参加者眼底ページに案内があります)
計算社会科学に興味を持って下さった方が集まる機会になりますので,オーガナイズドセッションを実施する7日(水)の夜に懇親会を開催する予定です.詳細については,本OSのSlackチャンネル「#os-3-計算社会科学」で案内いたします.

招待講演・チュートリアル(OS-3 計算社会科学 特別企画)

日時

6月7日(水) 13:30〜14:10(6月7日(水) 13:30〜15:10 H会場 (中会議室 B1) [2H4-OS-3b] 計算社会科学

タイトル

社会生活における計算可能域の探求

講演者

白土寛和氏 (カーネギー・メロン大学)

内容

計算社会科学は、最先端の計算技術を用いて社会現象を研究する新しい分野です。 しかし、調査手法だけではなく、何を研究するかがその新領域を定義すると考えます。 すなわち、計算社会科学は、社会生活の計算可能な領域について理論的また実験的検討を行うことだとも定義できます。 この観点からの興味深い質問の 1 つは、社会生活の計算可能な(もしくは不可能な)領域とは何かということです。 この講演では、私のデジタル社会実験を紹介し、この質問にアプローチするための最初の試みを示します。 その中で、社会生活の計算可能な対象として、社会規範について議論する予定です。
キーワード:計算社会科学、デジタル実験、集団行動、機械知能、社会規範

関連セッション

本OSには27件の発表申込があり,OSにおける発表枠数(8件)の関係上,19件の発表は一般セッションで発表頂くこととなりました.19件の発表はプログラム委員会によって発表セッションが割り当てられ,それらのセッションは以下の通りです.本OSと合わせて,聴講をご検討ください.

発表申し込み・参加申し込み

Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」 (Computational Social Science)です.
計算社会科学OSでは,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,(ウェブを使った大規模行動実験)による実験的研究などを使い,人間行動や社会現象を理解することを目指した研究を募集します.

キーワード

  • 大規模社会データ分析
  • 社会シミュレーション
  • バーチャルラボ

発表申し込み

発表申込期間:2022年12月23日(金)~ 2023年1月20日(金)午後2時 JST 厳守
原稿締切:2023年3月3日(金)午後2時 JST 厳守
発表申込期間中に,人工知能学会全国大会のWebサイト「論文投稿の募集」よりお申し込みください.発表希望セッションとして「OS-3:計算社会科学」を必ずご指定ください.なお,本セッションへの発表申込件数が発表枠数を超過した場合は,オーガナイザの判断により一般セッションでのご発表となることがございます.論文執筆については,同様に「原稿執筆案内」をご覧ください.

オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 榊 剛史(株式会社ホットリンク)
  • 笹原 和俊(東京工業大学)
  • 瀧川 裕貴(東京大学)
  • 吉田 光男(筑波大学)

第2回計算社会科学会大会(CSSJ2023)

第2回計算社会科学会大会(CSSJ2023)

開催要領

日時 2023年2月20日(月),2月21日(火)
会場 津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス(ハイブリッド)
※現地会場には入構制限があるため,現地会場にお越し頂けるのは,事前に現地参加を希望された方限定です
参加費 無料

第2回大会優秀賞

研究発表を聴講した本学会の運営委員の投票に基づき,特に優秀な研究を表彰いたします.本大会では,以下の3件の発表に大会優秀賞を授与します.

  • Qualitative coding with latent variable approach for social science data (Ukyo Kanetaka)
  • 単語分散表現による言語の通時変化の定量化:11年分の日英ニュース記事を用いた社会的事象の分析 (石原祥太郎, 高橋寛武, 白井穂乃)
  • アバターコミュニケーションサービスにおけるオンライン社会リズムの同期現象 (高野雅典)

プログラム

一般発表の持ち時間は15分とし,発表12分,質疑3分を標準とします.現地・オンラインを問わず,発表者が所有するPCの画面で表示したスライドを,Zoomの画面共有機能で配信しながら発表を行っていただきます.会場のスクリーンにはZoomで配信される映像を投影します.
既発表と同等の内容の発表には,タイトルから当該発表にリンクしています.また,大会終了後に論文を一般公開したのものには「 ※論文公開」を付記しています.
第2回計算社会科学会大会予稿集(公開版)

2月20日(月) 9:30 – 18:15

9:30 – 9:40 : オープニング(遠藤薫)

9:40 – 10:40 : セッション1(水野貴之)

  • 農業水利アンケートへのネットワーク分析の適用
    (永持達也, 奥田将己)
  • ソープランドの顧客レビュー(口コミ)から再構築する性接触の社会ネットワーク
    (伊東啓, 重田桂子, 山本太郎, 守田智)
  • ネットワーク上のクチコミ拡散=普及の効果をどう評価するか ―マーケティングの視点から―
    (水野誠)
  • YouTubeの反ワクチン動画におけるトロールコメントの影響:毒性から恐怖の連鎖反応
    (宮崎邦洋, 内場崇之, Haewoon Kwak, Jisun An, 笹原和俊)

10:55 – 11:40 : セッション2(浅谷公威)

13:00 – 14:00 : 招待講演(鳥海不二夫)

  • 西浦博氏(京都大学)
  • 新型コロナウイルス感染症の流行対策のデザインとその科学コミュニケーション

14:15 – 15:15 : セッション3(水野誠)

  • Web情報に基づく企業のデジタルトランスフォーメーション活動評価
    (奥村明俊, 市瀬規善, 久寿居大, 石川開, 鳥澤健太郎, 大竹清敬)
  • 東京証券取引所のプライム市場を対象とした業種別・市場別の統合報告書作成企業分析の予備調査
    (中井雄一郎, 吉田光男)
  • 価格インパクトは普遍か?
    (佐藤優輝, 金澤輝代士)
  • 非財務が企業経営に影響を及ぼすメカニズムの解明
    (濱崎良介, 粂照宣)

15:30 – 16:45 : セッション4(笹原和俊)

  • 持続的で柔軟な地域医療提供の実現に向けた社会デザインの研究
    (猪又明大, 大谷猛, 雨宮智, 香村紗友梨, 伊藤由希子)
  • Does Mouse Click Frequency Predict Students’ Flow Experience?
    (Pedro K Muramatsu, Wilk Oliveira, Kiemute Oyibo, Juho Hamari) ※論文公開
  • クラウドファンディングでの金銭的支援と社会とのつながり感の関係について
    (土屋志高, 大橋盛徳, 渡邊淳司) ※論文公開
  • 米沢市民の急性期医療のニーズからみる医療提供体制の課題の考察
    (伊藤由希子, 池田登顕, 村上正泰, 猪又明大, 大谷猛, 雨宮智, 溝内剛, 多田厚子)
  • 大学偏差値は何を説明しているか ─エージェント・ベース・モデル(ABM)を通して─
    (樊怡舟, 康凱翔, 中尾走)

17:00 – 18:30 : セッション5(岡田勇)

  • 投稿集団の均一性に着目した日本プロ野球ツイートにおける熱狂現象の分析
    (大友直史, 水野誠, 笹原和俊, 佐野幸恵) ※論文公開
  • 単語分散表現による言語の通時変化の定量化:11年分の日英ニュース記事を用いた社会的事象の分析
    (石原祥太郎, 高橋寛武, 白井穂乃)
  • Evaluation of Occupational Gender Bias in Japanese Word Embedding
    (Shintaro Sakai)
  • オンライン言語現象における最も典型的な普及曲線はどのような形状か?―社会における普及現象の多様性の解析とそのモデル化ー
    (渡邊隼史)
  • 危機言語の実態解明に向けた言語ネットワーク解析
    (野村紀帆, 池田裕一) ※論文公開
  • Discovering China’s Policy Trajectories in the Xi Jinping Era: A Text-as-Data Approach to Presidential Speeches, 2012-2022
    (Jaehwan Lim, Ase Ito, Hongyong Zhang)

2月21日(火) 9:30 – 17:50

9:30 – 10:30 : セッション6(守田智)

  • デジタルリテラシーの計量書誌学的分析
    (星永亮, 笹原和俊)
  • Webサービス操作におけるバースト性の時間変化分析
    (武内慎, 佐野幸恵)
  • 道徳は代替肉の消費意欲を高めるか?
    (橋本萌那, 高澤陽太朗, 笹原和俊) ※論文公開
  • SNS上のコミュニケーションを探る:Twitterにおけるリプライ行動の計量的分析
    (佐藤浩輔, 中分遥, 山田順子) ※論文公開

10:45 – 11:45 : セッション7(吉田光男)

13:00 – 14:00 : セッション8(小森政嗣)

  • 専門家への言及はいかに中国SNS上におけるコロナ関連のセンチメントに影響したのか:武漢ロックダウンの事例から
    (于海春, 田中幹人)
  • LIWCを適用したInstagram広告の心理的指標の数値化とCTRに与える影響の分析
    (井上健二郎, 吉田光男)
  • Emotional distress during COVID-19 by mental health conditions and economic vulnerability: Retrospective analysis of survey-linked Twitter data with a semi-supervised machine learning algorithm
    (Michiko Ueda, Kohei Watanabe, Hajime Sueki)
  • Twitterから抽出した放射線問題に対する空気感の推移
    (佐野幸恵, 鳥居寛之, 宇野賀津子)

14:15 – 15:15 : セッション9(高野雅典)

  • GPT-2による環境や個人属性に依存した移動軌跡の時空間情報生成
    (水野貴之, 掘込泰三, 藤本祥二, 石川温)
  • GPSデータを用いたCOVID-19実効再生産数の網羅的なモデル化
    (尾崎順一, 志田洋平, 高安秀樹, 高安美佐子)
  • Factors that affect human mobility during the COVID-19 pandemic
    (劉兆媛)
  • 滞留人口の大きい500メートルメッシュを持つ地域の特性に基づく対策が 2020年の日本において新型コロナの抑制が可能であったかもしれない可能性
    (下野寿之) ※論文公開

15:30 – 16:15 : セッション10(瀧川裕貴)

  • なぜコロナ禍で少子化は加速したか:SNSに基づく分析
    (張佳潔, 兪佳侃)
  • ソーシャルメディアにおける文化進化:炎上現象のベイズ統計モデリングによる分析
    (清水あおぐ, 笹原和俊, 橋本敬) ※論文公開
  • Science of Science on the Publications of Japanese Political Scientists(「日本の政治学者の科学的営為を科学する」)
    (Masaru Nishikawa, Akira Matsui, Daisuke Sakai)

16:30 – 17:30 : セッション11(西川賢)

  • Twitterにおける選挙時の政治コミュニケーションのバイアス :ログデータと社会調査データを用いた実証研究
    (谷原吏, 小田中悠)
  • Wikipediaの政治家の情報についての分析
    (Akira Matsui, Kunihiro Miyazaki, Taichi Murayama)
  • Tweet-based Political Ideology Comparison under Multilingual Environment
    (陳景慧, 水野貴之)
  • 政治的暴言の規制に対する人々の態度:バイアスとそのメカニズム
    (西耕平)

17:30 – 17:40 : クロージング(上東貴志)


概要

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学(Computational Social Science)」です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT(Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.

本学会大会は,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.

招待講演

  • 西浦博氏(京都大学)
  • 新型コロナウイルス感染症の流行対策のデザインとその科学コミュニケーション

発表申込

口頭発表をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.論文および発表の言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ(約4,000~16,000字相当)を受け付け,原稿のフォーマットは自由です(大会としての指定テンプレートはありません).論文は一般非公開(参加者限りに公開)にすることもでき,また,既発表と同等の内容を発表する場合は論文の提出を省略できます.発表時間は質疑応答込みで20分を予定しています.なお,発表申し込み件数が多い場合は,1人1発表にするなど,一部の発表をお断りする場合があります(個別に連絡いたします).

  • 発表申込の締切:2023年2月6日(月)
  • 論文提出の締切:2023年2月13日(月) ※詳細は別途通知します
  • 発表申込フォーム

聴講申込

聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.

  • 聴講参加の締切:2023年2月16日(木) 23:59 オンライン参加は大会終了まで受付
  • 聴講申込フォーム
  • ※現地会場には入構制限があるため,締切までの聴講申込が必須です.参加予定者リストを守衛室に提出する関係上,締切は延長されません.
  • ※会場定員の都合により,締切前に現地参加受付を終了する場合があります.
  • ※オンライン参加登録のみ,現在も受付けています.申し込み完了ページにて,パスワードが表示されます.(2/17 16:30)

現地参加における注意事項

参加登録の際に現地参加を希望される際や,現地参加される際には,以下の事項への同意および遵守をお願いいたします.

  • 現地会場へのご来場の可否,人数の制限等は,これからの社会状況,会場の制約や学会の決定に依存します.ご希望に添えない場合や,直前または当日になってご来場をお断りする場合などもあります.ご了承ください.
  • 現地に来場できない場合でも,オンライン(Zoom)で参加することができます.
  • 現地開催の中止やプログラムの変更などの実施形態に変更が生じた場合でも,旅費等にかかる費用の補償は一切いたしかねます.
  • 新型コロナウイルス等感染症対策推進室のサイト」や「東京都の特設サイト」などを参照し,ご自身で適切な行動を取るように心がけてください.
  • 現地会場ではマスクの着用をお願いいたします.
  • ご自身や周囲の方の体調,移動中や現地の状況などの安全性を各自でご確認いただき,少しでも不安があればオンラインでの参加に切り替えてください.現地参加を希望した場合でも,オンライン参加へのご変更にかかるご連絡は不要です.
  • オンライン参加を希望した場合,締切後の現地参加への変更できません.
  • 対人距離,会場の定員,健康状態の報告など,会場での指示には常に従ってください.

現地会場

会場 津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス
(JR総武線・中央線 千駄ケ谷駅下車,徒歩約1分.都営地下鉄大江戸線 国立競技場駅下車,A4出口より徒歩約1分)
その他 当日は,津田塾正門の守衛室でお名前の確認をいただき,大学構内にお進みいただいて,学会受付で名刺を入れる名札ホルダーをお受け取り下さい.

運営

◆主催
計算社会科学会
津田塾大学

◆共催

◆協力
神戸大学 計算社会科学研究センター

◆問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com

過去の大会・ワークショップ

第1回計算社会科学会大会(CSSJ2022)

第1回計算社会科学会大会(CSSJ2022)

開催要領

日時 2022年2月28日(月),3月1日(火)
会場 オンライン開催(Zoom)
参加費 無料
その他 CCSS School on Computational Social Scienceと第17回ネットワーク生態学シンポジウム(3月2日)との共催・連続開催になります

第1回大会優秀賞

研究発表を聴講した本学会の運営委員の投票に基づき,特に優秀な研究を表彰いたします.本大会では,以下の2件の発表に大会優秀賞を授与します.

  • 代替肉ツイートの変遷にみる「食」の道徳化 (橋本萌那, 高澤陽太朗, 笹原和俊)
  • キラキラネームはオンライン婚活シーンにおいて損なのか (小川一弥, 瀧川裕貴)

プログラム

一般発表の持ち時間は20分とし,発表15分,質疑応答5分を標準とします.
一般発表の「論文非公開」は,論文の公開が参加登録者に限定されていることを示します.
第1回計算社会科学会大会予稿集(公開版)

◆2月28日(月)

時間 内容
10:00 開会のご挨拶――計算社会科学の新たなステップ
(遠藤薫)
10:15 基調講演:新しい言論空間がもたらす 社会的リスクとその解決 ~計算社会科学による情報的健康の実現~
(鳥海不二夫)
11:00 SICSS-Tokyoの紹介
(白土寛和, 上島淳史)
11:30 CCSS Schoolチャンネルの開設
(上東貴志)
昼休み
セッション1 座長:笹原和俊(東京工業大学)
1 13:00 オープンな360度評価は従業員パフォーマンスを予測するか? (赤澤祥貴, 橋本萌那, 加藤周, 五十嵐祐, 笹原和俊)
※論文非公開
2 13:20 差別的言動の急変動に対する個体数動力学モデルを用いた検討 (高野雅典, 高史明, 中里研一)
※論文非公開
3 13:40 Factors influencing users’ willingness to provide explicit feedback on food delivery platforms (Matthew Haruyama)
※論文非公開
4 14:00 金融市場における注文流の長期相関は何故生じるのか?:ミクロ起源の実証分析 (佐藤優輝, 金澤輝代士)
※論文非公開
休憩
セッション2 座長:瀧川裕貴(東北大学)
5 14:40 サッカーファンのツイートにおける情動表現の文化間比較に向けた基礎調査 (稲田丈太郎, 土方嘉徳)
※論文非公開
6 15:00 ソーシャルメディア上での行動は社会的差異をシグナルするか? (瀧川裕貴, 水野誠)
※論文非公開
7 15:20 代替肉ツイートの変遷にみる「食」の道徳化 (橋本萌那, 高澤陽太朗, 笹原和俊)
8 15:40 Twitter-based Classification of Political Ideologies for US Political Activists (Jinghui Chen, Takayuki Mizuno)
※論文非公開
休憩
セッション3 座長:西川賢(津田塾大学)
9 16:20 Twitter上においてコロナ・ワクチンはどのように受け入れられたのか:日本における実証研究 (谷原吏, 山口真一)
※論文非公開
10 16:40 新聞における新型コロナ感染症に関する情報伝達と感情変化の実証分析 (于海春, 田中幹人)
※論文非公開
11 17:00 「メンヘラ」と自撮り行動:Twitterのハッシュタグ分析から (高桑蘭佳)

◆3月1日(火)

時間 内容
セッション4 座長:吉田光男(筑波大学)
12 11:00 SNS上で個人が閲覧する情報資産に着目したソーシャル・キャピタル測定の一検討 (鈴木啓太, 中平篤, 大橋盛徳)
13 11:20 ソーシャルメディアにおけるCOVID-19に対する集団感情の経時的変化についての分析 (Nguyen Cong Khon, 土屋雅稔, 吉田光男)
14 11:40 Cross-Cutting Interaction, Out-Group Hostility, and Partisan Identity: Investigation of Affective Polarization on Social Media (Zeyu Lyu)
※論文非公開
昼休み
セッション5 座長:瀧川裕貴(東北大学)
15 13:00 偽情報対策のためのリテラシとソーシャルメディアの投稿との関係性の考察 (金子真由子, 辻健太郎, 清水雅芳)
※論文非公開
16 13:20 フェイクニュースの共有を促す言語的特徴に関する実験的検討 (加藤周, 橋本萌那, 五十嵐祐, 笹原和俊)
※論文非公開
17 13:40 キラキラネームはオンライン婚活シーンにおいて損なのか (小川一弥, 瀧川裕貴)
※論文非公開
18 14:00 転換点を内在した集合的記憶の2フェーズ減衰モデル (五十嵐直輝, 岡田幸彦, 佐山弘樹, 佐野幸恵)
※論文非公開
休憩
セッション6 座長:水野貴之(国立情報学研究所)
19 14:40 海外アニメファンのコミニティサイトに関する基礎調査 (向井謙治, 吉田光男)
※論文非公開
20 15:00 GPT-2移動軌跡ジェネレーター (水野貴之, 藤本祥二, 石川温)
※論文非公開
21 15:20 教師あり機械学習を用いたアメリカ大統領署名時声明の分類 (Takaharu Saito)
※論文非公開
休憩
セッション7 座長:榊剛史(株式会社ホットリンク)
22 16:00 都市交通シミュレーションの冪分布と木構造 (楳本大悟, 伊藤伸泰)
※論文非公開
23 16:20 Network Analysis of the Gender Gap in International Remittances by Migrants (Zelda Marquardt, Yuichi Ikeda)
※論文非公開
24 16:40 国際貿易における民族のリンケージ (全珠美, 水野貴之)
※論文非公開
クロージング
(上東貴志)

◆3月2日(水)

時間 内容
10:00-16:45 第17回ネットワーク生態学シンポジウム

概要

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学(Computational Social Science)」です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT(Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.

本学会大会は,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.

本学会大会は,神戸大学計算社会科学研究センター主催のCCSS School on Computational Social Scienceとの共催となります.また,3月2日開催の第17回ネットワーク生態学シンポジウムとも日程が連続しますので,合わせて参加をご検討下さい.

発表申込

口頭発表をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.論文および発表の言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ(約4,000~16,000字相当)を受け付け,原稿のフォーマットは自由です(大会としての指定テンプレートはありません).ただし,発表申し込み件数が多い場合は,1人1発表のみにするなど,一部の発表をお断りする場合があります(個別に連絡いたします).論文は一般非公開(参加者限りに公開)とすることも可能です.発表時間は質疑応答込みで20分を予定しています.

  • 発表申込及び論文提出を締め切りました.現在,プログラムを編成中です.
  • 発表申込及び論文提出の締切:2022年2月18日(金) 20日(日) ※延長しました
  • 発表申込及び論文提出フォーム(計算社会科学大会)
    ※論文PDFをアップロード頂くために,Googleアカウントが必要になります.ご了承ください.
    ※本フォームは計算社会科学ワークショップ(口頭発表 / 2月28日,3月1日)の申込フォームです.ネットワーク生態学シンポジウム(ポスター発表 / 3月2日)での発表を希望の方は第17回ネットワーク生態学シンポジウムのページをご参照下さい.

聴講申込

聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.第17回ネットワーク生態学シンポジウムと共通のフォームとなっています.

  • 聴講参加の締切:2022年2月25日(金)
  • 聴講申込フォーム(2イベント共通)
  • ※Zoom上限の300名に達するまで申し込みを受付けます.申し込み完了ページに,参加者専用ページのパスワードが表示されます.

運営

◆主催
計算社会科学会
東北大学 大学院文学研究科

◆共催
日本社会学会

◆協賛
横断型基幹科学技術研究団体連合

◆協力
神戸大学 計算社会科学研究センター
情報処理学会 ネットワーク生態学研究会

◆問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com

過去の大会・ワークショップ

第5回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2021)

第5回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2021)

開催要領

日時 2021年2月27日(土),28日(日)
会場 オンライン開催(Zoom)
発表者・参加登録者に案内済みです(26日午前).届いていない場合は,事務局までご連絡下さい.また,午前中のCCSS Schoolと午後のワークショップとは,ZoomのURLが異なります.ご注意下さい.
参加費 無料
その他 CCSS School on Computational Social Science(ワークショップ午前中)と第16回ネットワーク生態学シンポジウム(3月1日)との共催・連続開催になります

プログラム

CCSS School on Computational Social Science『計算社会科学入門』第16回ネットワーク生態学シンポジウムの詳細は,リンク先をご覧ください.
一般発表の持ち時間は20分とし,発表15分,質疑応答5分を標準とします.
「論文非公開」は,論文の公開が参加登録者に限定されていることを示します.
第5回計算社会科学ワークショップ予稿集(公開版)

◆2月27日(土)

時間 内容
9:00-12:30 CCSS School on Computational Social Science『計算社会科学入門』
昼休み
13:25 オープニング
1 13:30 Semantic Change Detection in Economic Policy Documents
(Akira Matsui, Xiang Ren, Emilio Ferrara)
※論文非公開
2 13:50 グローバル株所有ネットワークにおける投資家と悪徳企業との繋がり
(水野貴之, 土井翔平, 土屋貴裕, 栗崎周平)
※論文非公開
3 14:10 複雑ネットワーク構造を組み込んだ SIR モデルによる COVID-19 禍の「Go To トラベル」政策に関する シミュレーション分析
(安武公一, 小山歩優)
4 14:30 The relationship between gender, age, and occupation and adherence with restriction measures during the COVID-19 pandemic: An investigation of mobile phone mobility data
(Zeyu Lyu, Hiroki Takikawa)
※論文非公開
休憩
5 15:10 2020年上半期コロナ禍のTwitter空間における「PCR検査」議論の変遷
(岩尾凜, 鳥海不二夫, 田中幹人)
6 15:30 コロナ禍におけるデマの認知がTwitterに及ぼす影響の調査
(リウォンソク, 小松孝徳, 鳥海不二夫)
7 15:50 Twitterデータを用いた新型コロナ禍における転売現象の分析
(奥田慎平, 笹原和俊)
8 16:10 Characterizing the roles of bots during the COVID-19 infodemic on Twitter
(Wentao Xu, Kazutoshi Sasahara)
休憩
9 16:50 自己励起ホークス過程の解法とべき分布
(金澤輝代士, Didier Sornette)
10 17:10 演者の熟達を定量化する―集団-交差信頼性 (cross-population reliability) の提案―
(野村亮太)
※論文非公開
11 17:30 自治体史誌の全国的な編さん傾向へのアプローチ:近世史用語「異国船」をキーワードとして
(鴨頭俊宏)

◆2月28日(日)

時間 内容
9:00-12:30 CCSS School on Computational Social Science『計算社会科学入門』
昼休み
12 13:30 採用者カテゴリを考慮したオピニオンダイナミクスによるシミュレーション
(藤居誠, 石井晃)
※論文非公開
13 13:50 An Analysis for Dynamics between Human Motivation and Messaging on Social Networking Service
(松本英博, 石井晃)
※論文非公開
14 14:10 オピニオンダイナミクス理論による意見形成の解析
(西山大貴, 石井晃)
15 14:30 マスメディアの影響が届かない人々の意見の社会の中での動きの オピニオンダイナミクスによるシミュレーション
(岡野のぞみ, 石井晃)
※論文非公開
休憩
16 15:10 人の行動様式とスモールワールド感染ネットワーク に基づく感染拡散分析
(栗原聡, 井原史渡, 岸本大輝, 吉田直人)
17 15:30 ソーシャルメディアの画像を用いたファッションコーディネート流行検知
(宮崎邦洋, 内場崇之, 田中謙司)
※論文非公開
18 15:50 Twitterにおける表現上のパーソナリティに関する基礎研究
(土田咲緒里, 土方嘉徳)
※論文非公開
19 16:10 Twitterにおける同質的/異質的な情報への接触と政治コミュニケーションにおける攻撃性
(西耕平)
※論文非公開
休憩
20 16:50 Twitterにおける擬人化企業アカウントの特徴分析
(片山桜, 土方嘉徳)
※論文非公開
21 17:10 Twitterにおける想起現象と忘却 ー俳優の結婚ニュースに着目してー
(五十嵐直輝, 岡田幸彦, 佐野幸恵)
22 17:30 オルタナティブメディアに着目した日本のツイッターにおけるニュース拡散の分析
(村山太一, 若宮翔子, 荒牧英治)
17:50 クロージング

◆3月1日(月)

時間 内容
9:00-17:30 第16回ネットワーク生態学シンポジウム

概要

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学(Computational Social Science)」です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT(Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.

本ワークショップは,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.

本ワークショップは,神戸大学計算社会科学研究センター主催のCCSS School on Computational Social Scienceとの共催となります.また,3月1日開催の第16回ネットワーク生態学シンポジウムとも日程が連続しますので,合わせて参加をご検討下さい.

発表申込

口頭発表をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.論文および発表の言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ(約4,000~16,000字相当)を受け付け,原稿のフォーマットは自由です(ワークショップとしての指定テンプレートはありません).ただし,発表申し込み件数が多い場合は,1人1発表のみにするなど,一部の発表をお断りする場合があります(個別に連絡いたします).論文は一般非公開(参加者限りに公開)とすることも可能です.発表時間は質疑応答込みで20分を予定しています.

  • 発表申込及び論文提出を締め切りました.現在,プログラムを編成中です.
  • 発表申込及び論文提出の締切:2021年2月12日(金) 2021年2月19日(金) 【延長しました】
  • 発表申込及び論文提出フォーム(計算社会科学ワークショップ)
    ※論文PDFをアップロード頂くために,Googleアカウントが必要になります.ご了承ください.
    ※本フォームは計算社会科学ワークショップ(口頭発表 / 2月27日,28日)の申込フォームです.ネットワーク生態学シンポジウム(ポスター発表 / 3月1日)での発表を希望の方は第16回ネットワーク生態学シンポジウムのページをご参照下さい.

聴講申込

聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.CCSS School on Computational Social Science第16回ネットワーク生態学シンポジウムと共通のフォームとなっています.

運営

◆主催
計算社会科学研究会

◆共催
神戸大学 計算社会科学研究センター

◆問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com

過去のワークショップ

2020年人工知能学会全国大会(第34回) OS-1 計算社会科学

計算社会科学研究会では,2020年人工知能学会全国大会(第34回)
オーガナイズドセッション「計算社会科学
を企画いたします.

開催概要

日程:2020年6月9日(火)~ 6月12日(金)
会場:オンライン開催

本セッション(OS-1 計算社会科学)は以下にて実施いたします.

OS-1 Slackチャンネル・懇親会

Slack「JSAI全国大会2020」にて,本OSのチャンネル「#os-01-計算社会科学」を開設しています.どうぞ,ご自由にご参加下さい.
6月10日(水)の夜,OS主催のオンライン懇親会を予定しています.会議システムのURL等は,前記のチャンネル「#os-01-計算社会科学」で配布いたします.

招待講演・チュートリアル(OS-1 計算社会科学 特別企画)

日時

6月10日(水) 15:50 〜 16:30(6月10日(水) 15:50 〜 17:30 OS-1 [2E5-OS-1b] 計算社会科学(2)

タイトル

デジタル社会調査の可能性

講演者

瀧川裕貴氏 (東北大学)

内容

近年、社会科学において、ビッグデータや計算的手法を用いた広い意味での社会調査法が発展してきている。それらの方法は,デジタルトレースなどの観察データを利用した分析法のほかに,デジタルなインフラを用いた新たなサーベイ法,デジタル実験やオンライン上でのフィールド実験など,多岐にわたっている.そこ本発表では,そこで用いられている方法、背景となる理論,実際の研究例を検討することで、デジタル社会調査の発展可能性と課題を同定することを目的とする。
キーワード:計算社会科学、社会調査

関連セッション

本OSには21件の発表申込があり,OSにおける発表枠数(8件)の関係上,13件の発表は一般セッションで発表頂くこととなりました.
13件の発表はプログラム委員会によって発表セッションが割り当てられ,それらのセッションは以下の通りです.本OSと合わせて,聴講をご検討ください.

発表申し込み・参加申し込み

Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.
このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」 (Computational Social Science)です.
計算社会科学OSでは,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,バーチャルラボによる実験的研究などを使い,人間行動や社会現象を理解することを目指した研究を募集します.

キーワード

  • 大規模社会データ分析
  • 社会シミュレーション
  • バーチャルラボ
  • 社会ネットワーク分析
  • ソーシャルメディア分析

発表申し込み

発表申し込み:2019年12月26日(木)~2020年1月22日(水)14:00
論文投稿受付日時:2020年1月30日(木)~3月4日(水)14:00(〆切厳守)
受付期間中に,jsai2020Webサイトの論文投稿募集ページよりお申し込みください.
発表申し込みと原稿提出が同時となっておりますので,ご注意ください.
論文執筆要綱については,jsai2020 Webサイトの原稿執筆案内をご覧ください.
発表希望セッションとして「OS-1:計算社会科学」を必ずご指定ください.
なお,本セッションへの発表申込件数が発表枠数を超過した場合は,オーガナイザの判断により一般セッションでのご発表となることがございます.

大会参加申込

早期申し込み:2020年3月2日(月)~4月24日(金)18:00
後期申し込み:4月24日(金)18:00~5月15日(水)18:00
JSAI 2020の聴講参加申込ページよりお申し込みください.

オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 笹原 和俊(名古屋大学)
  • 吉田 光男(豊橋技術科学大学)
  • 瀧川 裕貴(東北大学)
  • 榊 剛史(ホットリンク)
  • 高野 雅典(サイバーエージェント)

第4回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2020)

第4回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2020)

開催要領

日時 2020年2月28日 (金)-3月1日(日)
会場 神戸大学六甲台キャンパス フロンティア館3階 プレゼンテーションホール [Map] ※現地聴講を断念し,オンライン聴講のみとします(発表予定者・聴講申込者には別途メールで連絡します)
参加費 無料
懇親会 無料(要事前申し込み) ※諸般の事情で中止します

◆プログラム
CCSS School on Computational Social Scienceの詳細は,リンク先をご覧ください.
一般発表の持ち時間は20分とし,発表15分,質疑応答5分を標準とします.
「論文非公開」は,論文の公開が会場参加者に限定されていることを示します.
予稿集:第4回計算社会科学ワークショップ予稿集(公開版)

■2月28日(金)

時間 内容
8:30-9:00 Registration
9:00-12:30 CCSS School on Computational Social Science

Predicting Disruptive and Unexpected Political Events Like the Brexit and Trump Victories: Sociophysics Opens a New Path, Part 1
Serge Galam, Institut d’Etudes Politiques de Paris (France)

Toward Representative Social Sensing: Addressing Inclusion Bias in Social Media Datasets
Scott Hale, Oxford Internet Institute (UK)

昼休み
1 14:00 Structural transition in social networks: The role of homophily
(村瀬洋介, Hang-Hyun Jo, Janos Torok, Janos Kertesz, Kimmo Kaski)
2 14:20 Fast Integration, Fast Decay?:The Effects of Temporal Patterns of Mutual Friends Accumulationon Tie Persistence
(Naoki Maejima, Shohei Usui)
※論文非公開
3 14:40 転移学習を用いたノードの役割発見手法の提案
(菊田俊平, 鳥海不二夫, 西口真央, 福馬智生, 西田貴紀, 臼井翔平)
※論文非公開
4 15:00 ネットワーク構造を入れたオピニオンダイナミクスによる情報の伝播
(安部大河, 石井晃)
休憩
5 15:30 意見間の距離に依存したTemporal Newtorkによる オピニオンダイナミクス理論
(堀尾優輝, 石井晃)
6 15:50 発表キャンセル
7 16:10 Fake News Characterization Using Linguistic Features
(XU Wentao, SASAHARA Kazutoshi)
8 16:30 クラウドソーシングにおけるフィードバックと追加報酬に関する研究
(石崎日香莉, 土方嘉徳)
休憩
9 17:00 企業のパフォーマンスが取引先企業に及ぼす経済的ショックの 把握に向けた分析
(佐藤遼次, 佐藤一郎, 金子雅彦, 水野貴之)
※論文非公開
10 17:20 Money dynamics in cryptocurrency-based high-yield investment programs
(全珠美, 水野貴之)
※論文非公開
11 17:40 Estimation of Socioeconomic Attributes from Location Information
(土井翔平, 水野貴之, 藤原直哉)
※論文非公開

■2月29日(土)

時間 内容
9:00-12:30 CCSS School on Computational Social Science

Agent-based Modelling in Macroeconomics
Corrado Di Guilmi, University of Technology Sydney (Australia)

Statistical Mechanics Representation of Agent-based Models
Corrado Di Guilmi, University of Technology Sydney (Australia)

昼休み
12 14:00 Evolutionary game structure in population dynamics
(竹内駿, Leonel Aguilar, Jan Nagler)
※論文非公開
13 14:20 インターネット上の匿名コミュニティにおける公共財の提供と引き出しの分布に潜む規則性とその解明
(大平哲史, 稲葉美里, 大林真也, 清成透子)
※論文非公開
14 14:40 ホンネとタテマエの2 成分オピニオンダイナミクスによる 社会シミュレーション
(石井晃, 岡野のぞみ)
15 15:00 SNS 上の炎上におけるアクティブユーザの特定とそれらの群行動の影響に関する分析
(小山耕平, 浅谷公威, 榊剛史, 坂田一郎)
休憩
16 15:30 仮想的なタイムラインの再構築実験によるエコーチェンバーの緩和についての検討
(杉森真樹, 笹原和俊)
17 15:50 Analysis of Moral Divide in Online Communities
(杜宝発、笹原和俊)
18 16:10 自然言語処理を用いた極性分析とその応用
(吉岡朋友, 芦田昇)
19 16:30 デジタル・アジール・モデル Ver1.01
(堀江幸生)
休憩
20 17:00 パートナー選択の手がかりとしてのプロフィール: マッチングサイトの計量テキスト分析
(佐藤浩輔, 山田順子, 鬼頭美江)
21 17:20 精神科面接中の音響同調は治療者への信頼を予測する
(横谷謙次, 高木源, 若島孔文)
※論文非公開
22 17:40 何がファンを熱狂させるのか?:プロ野球ファンのツイート分析
(水野誠, 笹原和俊, 佐野幸恵, 杉森真樹)
※論文非公開

■3月1日(日)

時間 内容
9:00-12:45 CCSS School on Computational Social Science

Monitoring Health Misinformation: An Early-detection Methodology Using Word Embeddings and Semantic Change Methods
Scott Hale, Oxford Internet Institute (UK)

Predicting Disruptive and Unexpected Political Events Like the Brexit and Trump Victories: Sociophysics Opens a New Path, Part 2
Serge Galam, Institut d’Etudes Politiques de Paris (France)

昼休み
23 14:00 2019年参議院選挙におけるTwitter利用と投票行動
(小川祐樹, 高史明, 鳥海不二夫, 吉田光男)
※論文非公開
24 14:20 Presidential Control over the Bureaucracy through Interagency Coordination
(Takaharu Saito)
※論文非公開
25 14:40 Difference of Public Opinion in International Disputes: Case of Japan and Korea
(Lim Dongwoo, Fujio Toriumi)
※論文非公開
26 15:00 SNS を用いた選挙の争点に対する支持政党ごとの傾向抽出: 2019 年大阪ダブル選挙を例に
(村山太一, 若宮翔子, 荒牧英治)
休憩
27 15:30 マイクロブログにおけるユーザ間交流の分断および支持政党の偏りに基づく政治的分極化の分析
(大前拓巳, 豊田正史, 張翔)
28 15:50 SNSの情報伝達ネットワークに着目した分極化の発生メカニズムに関する分析
(佐藤尚弥, 浅谷公威, 榊剛史, 坂田一郎)
29 16:10 インターネットテレビにおけるニュースへの偶発的接触が政治関心とニュース知識に与える影響
(高野雅典, 小川祐樹, 高史明, 森下壮一郎)
※論文非公開
休憩
30 16:40 生徒の個性を考慮した学級集団モデルの提案~学級内いじめ問題の解決を目指して~
(桑原綾乃, 鳥海不二夫, 八木勲)
31 17:00 拡散過程を考慮した学術文献におけるミーム指標の提案
(鎌田麻衣子, 浅谷公威, 坂田一郎)
32 17:20 ツイッターデータから見る希死念慮の変動 連休及び自殺事件の報道による影響に着目して
(謝拓文, 範詩佳, 下窪拓也, 瀧川裕貴)
クロージング

◆概要

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学」   (Computational Social Science) です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT (Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.

本ワークショップは,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.

本年のワークショップは神戸大学神戸大学計算社会科学研究センター主催のCCSS School on Computational Social Scienceと併設で行われます.
CCSS School on Computational Social Science
CCSS School on Computational Social Scienceに参加ご希望の方は,ワークショップとは別にお申し込み下さい.

◆発表申込

登壇 (口頭発表) をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ (約4,000~16,000字相当) を受け付け,原稿のフォーマットは自由です(ワークショップとしての指定テンプレートはありません).ただし,発表申し込み件数が多い場合は,1人1発表のみにするなど,一部の発表をお断りする場合があります(個別に連絡いたします).なお,論文は非公開(来場者限りに公開)とすることも可能です.

● 発表申込及び論文提出の締切:2020年2月14日(金)2月21日(金) ※延長しました

発表申込及び論文提出フォーム ※受付を終了しました

聴講申込

聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.当日参加も受け付けておりますが,事前の参加申し込みへのご協力をお願いいたします.

聴講申し込みフォーム ※受け付けを終了しました

CCSS School聴講申込

午前中に行われるCCSS Schoolにも聴講参加をご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.

レクチャー申し込みフォーム ※受け付けを終了しました


計算社会科学研究会 組織 (五十音順)

役割 名前 所属 専門
主査 石井 晃 鳥取大学 物理学
遠藤 薫 学習院大学 社会学
幹事 岡田 勇 創価大学 社会情報学
上東 貴志 神戸大学 経済学
小森 政嗣 大阪電気通信大学 心理学
榊 剛史 (株)ホットリンク 情報学
笹原 和俊 名古屋大学 情報学
瀧川 裕貴 東北大学 社会学
鳥海 不二夫 東京大学 情報学
顧問 Michael Macy Cornell University  Computational social science
寺野 隆雄 千葉商科大学 社会シミュレーション
中井 豊 芝浦工業大学 数理社会学
増田 直紀 ブリストル大学 複雑ネットワーク
矢野 和男 (株) 日立製作所 社会物理学
PCメンバー 浅谷 公威 東京大学 情報学
臼井 翔平 Sansan株式会社 情報学
数原 良彦 Megagon Labs 情報学
川畑 泰子 群馬大学 計算社会科学
栗原 聡 慶應義塾大学 情報学
小林 哲郎 香港城市大学 社会心理学・政治コミュニケーション
佐藤 彰洋 京都大学 情報学
佐藤 嘉倫 東北大学 社会学
数土 直紀 学習院大学 社会学
諏訪 博彦 奈良先端科学技術大学院大学 情報学
高野 雅典 株式会社サイバーエージェント 情報科学
武田 英明 国立情報学研究所 情報学
三浦 麻子 大阪大学 社会心理学
水野 貴之 国立情報学研究所 経済物理学
水野 誠 明治大学 マーケティング
吉田 光男 豊橋技術科学大学 情報学

◆共催
神戸大学計算社会科学研究センター
神戸大学社会システムイノベーションセンター
社会情報学会関西支部

問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com

2019年人工知能学会全国大会(第33回) OS-1 計算社会科学

計算社会科学研究会では,2019年人工知能学会全国大会(第33回)
オーガナイズドセッション「計算社会科学
を企画いたします.

開催概要

日程:2019年6月4日(火)~ 6月7日(金)
会場:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
新潟県新潟市中央区万代島6番1号(新潟駅から路線バス約15分、徒歩約20分)

本セッション(OS-1 計算社会科学)は以下にて実施いたします.

OS-1懇親会

計算社会科学に興味を持って下さった方が集まる機会になりますので,学会期間中に懇親会を開催いたします.参加をご希望の方は,下記のフォームにご入力下さい.

招待講演(OS-1 計算社会科学 特別企画)

日時

6月5日(水) 16:20 – 17:00(6月5日(水) 15:20 – 17:00 OS-1 [2D4-OS-1a] 計算社会科学(1)

タイトル

名刺交換ネットワークは社会科学の未解決問題に迫れるか?

講演者

前嶋直樹氏,真鍋友則氏
(Sansan株式会社)

内容

名刺交換に基づくビジネスネットワークは、従来の社会科学では明らかにできなかった経済的・社会的行為や価値に関する問題への計算社会科学的アプローチを可能にする。
本講演では、転職や企業成長、ブランド価値、業界による「人脈作り」の違いなど、様々な観点から、名刺交換ネットワークを理解することでどのような新たな知見を創出できるのかについて報告する。
キーワード:社会ネットワーク分析、名刺、転職

関連セッション

本OSには17件の発表申込があり,OSにおける発表枠数(8件)の関係上,9件の発表は一般セッションで発表頂くこととなりました.
9件の発表はプログラム委員会によって発表セッションが割り当てられ,それらのセッションは以下の通りです.本OSと合わせて,聴講をご検討ください.

発表申し込み・参加申し込み

Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.
このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」 (Computational Social Science)です.
計算社会科学OSでは,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,バーチャルラボによる実験的研究などを使い,人間行動や社会現象を理解することを目指した研究を募集します.

キーワード

  • 大規模社会データ分析
  • 社会シミュレーション
  • バーチャルラボ
  • 社会ネットワーク分析
  • ソーシャルメディア分析

発表申し込み

論文投稿受付日時:2019年1月15日(火)~ 2月8日(金)午後2時(〆切厳守)
受付期間中に,JSAI2019Webサイトの論文投稿募集ページよりお申し込みください.
発表申し込みと原稿提出が同時となっておりますので,ご注意ください.
論文執筆要綱については,JSAI2019 Webサイトの原稿執筆案内をご覧ください.
発表希望セッションとして「OS-1:計算社会科学」を必ずご指定ください.

採択通知

2019年4月上旬を予定しています.
本セッションへの発表申込件数が発表枠数を超過した場合は,オーガナイザの判断により一般セッションでのご発表となることがございます.

大会参加申込

早期申し込み:2019年3月4日(月) – 4月24日(水) 18:00
後期申し込み:2019年4月24日(水) 18:00 – 5月22日(水) 18:00
JSAI 2019の聴講参加申込ページよりお申し込みください.

オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 笹原 和俊(名古屋大学)
  • 吉田 光男(豊橋技術科学大学)
  • 瀧川 裕貴(東北大学)
  • 榊 剛史(ホットリンク)
  • 高野 雅典(サイバーエージェント)

第3回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2019)

第3回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2019)

開催要領

日時 2019年3月2日 (土),3日(日)
会場 名古屋大学東山キャンパス IB電子情報館 IB015講義室
[Map]のC3①
参加費 1000円 (学生は無料)
懇親会 実費(3/2のワークショップ後

◆プログラム

論文はこちら (非公開希望のもの以外)

2019年3月2日 時間 タイトル 著者
9:55~10:00 開会
1 10:00~10:20 Understanding “Starbucksness” from Tabelog Bruno Toshio Sugano, Kazutoshi Sasahara
2 10:20~10:40 twitter炎上に関わるユーザーの多様性分析 鈴木杏理、鳥海不二夫
3 10:40~11:00 ヒット現象の数理モデルを用いた季節性話題の解析 東大将、川畑泰子、岡野のぞみ、石井晃
4 11:00~11:20 熱狂現象の計算社会科学:日本プロ野球のソーシャルメディア分析 杉森 真樹、水野 誠、笹原 和俊
5 11:30~11:50 オンラインメディア記事の読者の行動分析 園田 亜斗夢、関 喜史、鳥海 不二夫
6 11:50~12:10 対人関係に信頼と不信を含めてメディア効果も考慮したオピニオンダイナミクス理論 石井晃、川畑泰子
7 12:10~12:30 フェイクニュース現象の計算社会科学 笹原和俊
8 14:00~14:20 学級内における人間関係の生成モデル 吉田達矢、穴田一
9 14:20~14:40 グローバル株式所有ネットワークにおける中国化の構造 小髙充弘、水野貴之
10 14:40~15:00 多様なソーシャルネットワーク構造を用いたcyber-predator予測分析 西口 真央、鳥海 不二夫
11 15:00~15:20 Relationships of Political Alignment and Personal Attributes: Online Survey and Social Data Analysis 杜宝発、笹原和俊
12 15:40~16:00 苗字・国籍ビッグデータによる民族の空間的特徴の把握 全珠美、水野貴之
13 16:00~16:20 インターネット上の論文の閲覧行動と言及行動の関係の分析 小林 和央、風間 一洋、吉田 光男、大向 一輝
14 16:20~16:40 ニュースを起点とするレイシズム表出におけるニュース番組の性質と個人の性質の関連: インターネットテレビに投稿される差別的コメントの分析 高野雅典、高史明、森下壮一郎、西朋里、小川祐樹
15 16:40~17:00 グラフ研磨を用いた交通系ICカードデータからの移動パターン抽出方法の提案 細江美欧、桑野将司
2019年3月3日
1 10:00~10:20 訪日外国人のガイド実績データを用いた観光周遊エリアに関する分析 岡﨑誠広、大平悠季、福山敬、石井晃
2 10:20~10:40 ポケモンGoの継続利用とユーザ特性に関する研究 土方嘉徳
3 10:40~11:00 位置情報データを用いた前橋市内の人の行動分析 上岡拓矢、川畑泰子
4 11:00~11:20 大規模移動データを用いた労働時間の長さが余暇行動に与える影響に関する分析 田原弘貴、大知正直、坂田一郎
5 11:30~11:50 Hawkes 過程を用いた人の音楽鑑賞行動の解析 武内慎
6 11:50~12:10 The Expandability and Extendabiity of Root Concept: An Analysis of Two Founders of Rap/Hip-Hop Music 永山晋, 三橋平
7 12:10~12:30 中毒現象(リピート購買/視聴)の統計性とそのモデル化 水野貴之、小林亮太、宮田正晃、庄司俊章
8 14:00~14:20 Analysis of Epidemic of Seasonal Influenza in Closed Space Saori Iwanaga, Keigo Kawaguchi
9 14:20~14:40 複雑ネットワーク上の多数のランダムウォーカーは重要な点ほど混雑しにくい 田村和広、守田智
10 14:40~15:00 情動への影響を利用した可聴化手法による複雑系ダイナミクスの理解 高野 佑紀奈、鈴木 麗璽、有田 隆也
11 15:00~15:20 Prevalence of Personal Attributes Found in Twitter Posts 余岳、笹原和俊
12 15:40~16:00 データ活用ソーシャルメディアの開発と評価 八木橋徹平、鳥海 不二夫
13 16:00~16:20 Cobb-Douglas型生産関数における規模の収穫一致の拡張 石川 温、藤本 祥二、水野 貴之
14 16:20~16:40 MASシミュレータartisoc Cloudの開発と展望 北上靖大、小川倫
15 16:40~17:00 Development and Validation of the Japanese Moral Foundations Dictionary [Moral Foundations Dictionary日本語版の作成] 松尾朗子、笹原和俊、田口靖啓、唐沢穣

◆概要

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学」   (Computational Social Science) です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT (Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.

本ワークショップは,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.

◆発表申込

登壇 (口頭発表) をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ (約4,000~16,000字相当) を受け付けます.ただし,登壇は1人1件とし,発表申し込み件数が多い場合は,採否を連絡します.なお,論文は非公開(来場者限りに公開)とすることも可能です.

● 発表申込及び論文提出の締切:2019年2月15日 (金) ← 2月22日 (金) に延期しました

発表申込及び論文提出フォーム  ← 締め切りました

聴講申込

聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.当日参加も受け付けておりますが,事前の参加申し込みへのご協力をお願いいたします.

● 聴講申込期限:2019年2月28日(木)

聴講申し込みフォーム  ← 締め切りました


計算社会科学研究会 組織 (五十音順)

役割 名前 所属 専門
主査 石井 晃 鳥取大学 物理学
遠藤 薫 学習院大学 社会学
幹事 岡田 勇 創価大学 社会情報学
上東 貴志 神戸大学 経済学
小森 政嗣 大阪電気通信大学 心理学
榊 剛史 (株)ホットリンク 情報学
笹原 和俊 名古屋大学 情報学
瀧川 裕貴 東北大学 社会学
鳥海 不二夫 東京大学 情報学
顧問 Michael Macy Cornell University  Computational social science
寺野 隆雄 東京工業大学 社会シミュレーション
中井 豊 芝浦工業大学 数理社会学
増田 直紀 ブリストル大学 複雑ネットワーク
矢野 和男 (株) 日立製作所 社会物理学
PCメンバー 浅谷 公威 東京大学 情報学
臼井 翔平 東京大学 情報学
数原 良彦 Recruit Institute of Technology 情報学
川畑 泰子 群馬大学 計算社会科学
栗原 聡 慶應義塾大学 情報学
小林 哲郎 香港城市大学 社会心理学・政治コミュニケーション
佐藤 彰洋 京都大学 情報学
佐藤 嘉倫 東北大学 社会学
数土 直紀 学習院大学 社会学
高野 雅典 株式会社サイバーエージェント 情報科学
武田 英明 国立情報学研究所 情報学
三浦 麻子 関西学院大学 社会心理学
水野 貴之 国立情報学研究所 経済物理学
水野 誠 明治大学 マーケティング
吉田 光男 豊橋技術科学大学 情報学

◆共催
名古屋大学大学院情報学研究科
神戸大学計算社会科学研究センター

問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com
笹原和俊(名古屋大学) sasahara@nagoya-u.jp

2018年人工知能学会全国大会(第32回) OS-1 計算社会科学

計算社会科学研究会では,2018年人工知能学会全国大会(第32回)
オーガナイズドセッション「計算社会科学」
を企画いたします.

開催概要

日程:2018年6月5日(火)~ 6月8日(金)
会場:城山観光ホテル
鹿児島県鹿児島市新照院町41番1号(天文館からシャトルバスで約10分)

本セッション(OS-1 計算社会科学)は以下にて実施いたします.

招待講演(OS-1 計算社会科学 特別企画)

日時

6月7日(木) 14:50 – 15:30 (6月7日(木) 13:50 – 15:30 OS-1 [3O1-OS-1a] 計算社会科学(1)

タイトル

ビジネス価値向上に向けた人間行動センシング

講演者

佐藤信夫氏
((株)日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ)

内容

我々は人間の行動やコミュニケーションの定量計測を可能にするセンサデバイスの研究を2007年から行っている。
研究内容は、センサデバイスの開発だけでなく、行動分析からその利活用までと多岐にわたる。
本報告では、我々が今まで取り組んできた行動計測/行動分析手法、及び、ビジネスの事例から、顧客の課題をどのようして解決に導いてきたのかを実例を交えて紹介する。

関連セッション

本OSには21件の発表申込があり,OSにおける発表枠数(8件)の関係上,13件の発表は一般セッションで発表頂くこととなりました.
13件の発表はプログラム委員会によって発表セッションが割り当てられ,それらのセッションは以下の通りです.本OSと合わせて,聴講をご検討ください.

本OSおよび一般発表のほかに,計算社会科学に関係するチュートリアルも実施します.

発表申し込み・参加申し込み

Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.
このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」(Computational Social Science)です.
計算社会科学OSでは,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,バーチャルラボ(ウェブを使った大規模行動実験)による実験的研究などを使い,人間行動や社会現象を理解することを目指した研究を募集します.

キーワード

  • 大規模社会データ分析
  • 社会シミュレーション
  • バーチャルラボ
  • ソーシャルメディア分析

発表申し込み

論文投稿受付日時:2018年2月12日(月)~ 3月9日(金)午後2時3月16日(金)午後2時(〆切厳守)
受付期間中に,JSAI2018Webサイトの論文投稿募集ページよりお申し込みください.
本年は発表申し込みと原稿提出が同時となっておりますので,ご注意ください.
論文執筆要綱については,JSAI2018 Webサイトの原稿執筆案内をご覧ください.
発表希望セッションとして「OS-1:計算社会科学」を必ずご指定ください.

採択通知

2018年4月上旬を予定しています.
本セッションへの発表申込件数が発表枠数を超過した場合は,オーガナイザの判断により一般セッションでのご発表となることがございます.

大会参加申込

早期申し込み:2018年2月12日(月) – 4月24日(火)
後期申し込み:2018年4月25日(水) – 5月22日(火)
JSAI 2018の聴講参加申込ページよりお申し込みください.

オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 笹原 和俊(名古屋大学)
  • 吉田 光男(豊橋技術科学大学)
  • 瀧川 裕貴(東北大学)
  • 榊 剛史(ホットリンク)
  • 高野 雅典(サイバーエージェント)

第二回計算社会科学ワークショップ

第二回計算社会科学ワークショップ

◆ワークショップ概要

日程 2018年3月6日(火),7日(水)
会場 東京大学本郷キャンパス

工学部3号館31講義室

Googleマップ

◆プログラム

論文ダウンロード(非公開希望の論文は公開されておりません)

2018/02/14 プログラムの一部を変更しました.

3月6日 著者 タイトル
10:30 平野 雄一、鳥海 不二夫、高野 雅典、和田 計也、福田 一郎 未成年女性のネットリスク分析
10:50 高野雅典, 角田孝昭 オンラインコミュニケーションにおける “いじめ経験の相談”: いじめ被害者に対するソーシャルサポート
11:10 新井健太,中井豊 オープンソース・コミュニティの活性化に寄与する2者関係の発見
11:30 窪野 哲光、日吉 のぞみ、明石大樹 転職サイト会員アンケートからのアウトカムを高めるトピック抽出 ―構造トピックモデルとグラフィカルモデルによる特徴選択―
 休憩
13:00 少林俊道、岡野のぞみ、川畑泰子、石井晃 ソーシャルメディア上の季節性のある書込の解析
13:20 小川祐樹、高史明、鳥海不二夫 Twitterユーザのパーソナリティ推定に基づく炎上現象の分析
13:40 余岳, 笹原和俊 ツイートが運ぶ個人属性の分析
14:00 杉森 真樹, 笹原 和俊, 時田 恵一郎 機械学習を用いたソーシャルボットの検出と分析:英語と日本語の比較
休憩
14:30 水野 貴之 人流ビッグデータでみる欧州のセグリゲーション
14:50 田口靖啓,笹原和俊 ヒットソングにみる日本人の道徳基盤
15:10 芦田昇、川畑泰子、石井晃 Google Trendを用いた検索の数理モデル
15:30 松井陽太郎 中井豊 Twitter上の発言とビットコイン相場 の関係についての研究
 休憩
16:10 坂田美和 小島世大 森木田一真 武藤敦子 行動履歴の定量的分析によるオフィスワーカーの活躍評価
16:30 中井 豊 クラウドファンディング内部の社会関係資本と支援行動の関係について
16:50 雨宮俊貴, 中井豊 クラウドファンディングのデータを用いた支援を誘発するインフルエンサーの実証研究
17:10 水野誠、青山秀明、藤原義久 複素ヒルベルト主成分分析のマーケティングデータへの応用:競争を考慮したカスタマージャーニーマップ
17:30 上東貴志 ジャーナル紹介

 

3月7日 著者 タイトル
10:00 渋谷遊野,田中秀幸 大規模災害時の中古車需要に関する研究
10:20 細江美欧,桑野将司,長曽我部まどか,福山敬,石井晃 災害時におけるメディア間の情報発信の比較に関する研究
10:40 瀧川裕貴、阪本拓人 国会会議録データを用いた自然災害に関する集合的認知ダイナミクスの分析
11:00 川畑泰子、味戸正徳、石井晃 2017年衆議院選挙にみるWeb上のコミュニケーションと支持率の関係における考察
11:20 吉田光男, 鳥海不二夫 ソーシャルメディア上での政党の情報発信に着目した2017衆院選の分析
13:00 川畑泰子、大西立顕 時空間情報を用いた商業集積地域の現状分析
13:20 笠原秀一,飯山将晃, 美濃導彦 ツーリズムサービスポートフォリオを用いた地域データ流通 ~ 京都における実態調査の考察 ~
13:40 小森 政嗣,大岸 敬,桑原 生弥,飯田 梨乃,箕浦 有希久,内田由紀子 非負値行列分解による農村集落「つながり」因子の抽出
14:00 大平悠季,織田澤利守 社会ネットワークを通じたミーティングと混雑を考慮した最善料金政策の進化的遂行
14:30 川畑泰子、石井晃 浮世絵の数量データによる江戸末期の人々の興味関心の社会物理学的解析
14:50 小舘俊, 木下賢吾 共引用ネットワークを用いたSleeping Beauty論文の解析
15:10 渡邊隼史 様々な単語頻度時系列に共通して観測される対数的な拡散
15:30 塩田茂雄,南川雅人,中島圭佑 SNS投稿件数推移分析のための情報拡散モデルと強相関近似解析
16:10 田口拓哉,武藤正義 様子見行動を付加した繰り返し囚人のジレンマにおけるPavlov戦略の有効性
16:30 杉原桂太 社会ネットワーク分析とアクターネットワーク理論の統合的アプローチのための計算社会科学的手法の構築に向けて
16:50 野田五十樹 網羅的社会シミュレーションの可能性

◆Call For Papers

近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学」
(Computational Social Science) です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な
情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことが
挙げられます.また,センサー技術やIoT (Internet of Things),クラウドソーシングの発達
により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.「
計算社会科学」は,このようなソーシャルビッグデータを情報技術によって取得・処理す
るなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーションを行い,オンラインおよ
びオフラインの人間行動や社会現象を定量的・定性的に理解することを目的としています.

本研究会は,日本での計算社会科学の普及・発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学
やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研
究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.

このたび,2018年3月6,7日に東京大学において第2回計算社会科学ワークショップを開
催することとなりました.計算社会科学にご興味をお持ちの方であればどなたでもご参加
いただけます.

 

◆参加申込

聴講参加ご希望の方は,以下よりお申込み下さい.

参加申し込みフォーム

参加費:1000円(学生は500円)

懇親会費:実費

なお,当日参加も受け付けておりますが,なるべく参加申し込みへのご協力をお願いいたします.

◆発表申込

● 申込期間

2018年1月1日(日)〜 2018年1月31日(水)

登壇ご希望の方は,下記フォームよりお申し込みください.
ただし、登壇は1人1件とし、発表申し込み件数が多い場合は、採否を連絡します。

登壇申し込みフォーム

● 論文の要件

計算社会科学およびその関連分野の学術論文,事例報告またはソフトウェアのデモンストレーション.言語は日本語または英語とします.

なお,論文は非公開(来場者限りに公開)とすることも可能ですので,既発表,発表予定の論文も歓迎します.

● 論文集原稿提出期間:

2018年2月1日(木)~ 2月28日(水)

● 論文原稿:

論文はPDFファイル原稿2~8ページ(約4,000~16,000字相当)で受け付けます.

論文投稿は以下にお願いいたします

論文投稿システム


◆組織:

役割 所属 名前 専門
主査 学習院大学 遠藤 薫 社会学
鳥取大学 石井 晃 社会物理学
幹事 大阪電気通信大学 小森 政嗣 心理学
神戸大学 上東 貴志 経済学
創価大学 岡田 勇 社会情報学
東京大学 鳥海 不二夫 情報学
東北大学 瀧川 裕貴 社会学
名古屋大学 笹原 和俊 情報学
(株)ホットリンク 榊 剛史 情報学
顧問 Cornell University Michael Macy  Computational social science
東京工業大学 寺野 隆雄 社会シミュレーション
(株)日立製作所 矢野 和男 社会物理学
ブリストル大学 増田 直紀 ネットワーク科学
芝浦工業大学 中井 豊 数理社会学
PCメンバー 学習院大学 数土 直紀 社会学
関西学院大学 三浦 麻子 社会心理学
京都大学 佐藤 彰洋 情報学
群馬大学 川畑 泰子 計算社会科学
国立情報学研究所 武田 英明 情報学
国立情報学研究所 水野 貴之 経済物理学
電気通信大学 栗原 聡 情報学
東北大学 佐藤 嘉倫 社会学
東京大学 浅谷 公威 情報学
香港城市大学 小林 哲郎 社会心理学
明治大学 水野 誠 マーケティング
Recruit Institute of Technology 数原 良彦 情報学

 

◆共催

・日本学術振興会 先導的人文学・社会科学研究推進事業「リスク社会におけるメディアの発達と公共性」研究グループ

・学習院大学法学部

・神戸大学経済経営研究所

◆問合せ先:

計算社会科学事務局:

contact@css-japan.com