2023年人工知能学会全国大会(第37回) OS-3 計算社会科学


計算社会科学会では,2023年人工知能学会全国大会(第37回)オーガナイズドセッション「計算社会科学を企画いたします.

開催概要

日程:2023年6月6日(火)~9日(金)
会場:熊本城ホール(熊本県熊本市) + オンライン
本セッション(OS-3 計算社会科学)は以下にて実施いたします.

OS-3 Slackチャンネル・懇親会

Slack「JSAI2023」にて,本OSのチャンネル「#os-3-計算社会科学」を開設しています.どうぞ,ご自由にご参加下さい.(Slackへの参加は,参加者眼底ページに案内があります)
計算社会科学に興味を持って下さった方が集まる機会になりますので,オーガナイズドセッションを実施する7日(水)の夜に懇親会を開催する予定です.詳細については,本OSのSlackチャンネル「#os-3-計算社会科学」で案内いたします.

招待講演・チュートリアル(OS-3 計算社会科学 特別企画)

日時

6月7日(水) 13:30〜14:10(6月7日(水) 13:30〜15:10 H会場 (中会議室 B1) [2H4-OS-3b] 計算社会科学

タイトル

社会生活における計算可能域の探求

講演者

白土寛和氏 (カーネギー・メロン大学)

内容

計算社会科学は、最先端の計算技術を用いて社会現象を研究する新しい分野です。 しかし、調査手法だけではなく、何を研究するかがその新領域を定義すると考えます。 すなわち、計算社会科学は、社会生活の計算可能な領域について理論的また実験的検討を行うことだとも定義できます。 この観点からの興味深い質問の 1 つは、社会生活の計算可能な(もしくは不可能な)領域とは何かということです。 この講演では、私のデジタル社会実験を紹介し、この質問にアプローチするための最初の試みを示します。 その中で、社会生活の計算可能な対象として、社会規範について議論する予定です。
キーワード:計算社会科学、デジタル実験、集団行動、機械知能、社会規範

関連セッション

本OSには27件の発表申込があり,OSにおける発表枠数(8件)の関係上,19件の発表は一般セッションで発表頂くこととなりました.19件の発表はプログラム委員会によって発表セッションが割り当てられ,それらのセッションは以下の通りです.本OSと合わせて,聴講をご検討ください.

発表申し込み・参加申し込み

Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」 (Computational Social Science)です.
計算社会科学OSでは,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,(ウェブを使った大規模行動実験)による実験的研究などを使い,人間行動や社会現象を理解することを目指した研究を募集します.

キーワード

  • 大規模社会データ分析
  • 社会シミュレーション
  • バーチャルラボ

発表申し込み

発表申込期間:2022年12月23日(金)~ 2023年1月20日(金)午後2時 JST 厳守
原稿締切:2023年3月3日(金)午後2時 JST 厳守
発表申込期間中に,人工知能学会全国大会のWebサイト「論文投稿の募集」よりお申し込みください.発表希望セッションとして「OS-3:計算社会科学」を必ずご指定ください.なお,本セッションへの発表申込件数が発表枠数を超過した場合は,オーガナイザの判断により一般セッションでのご発表となることがございます.論文執筆については,同様に「原稿執筆案内」をご覧ください.

オーガナイザ

  • 鳥海 不二夫(東京大学)
  • 榊 剛史(株式会社ホットリンク)
  • 笹原 和俊(東京工業大学)
  • 瀧川 裕貴(東京大学)
  • 吉田 光男(筑波大学)