第1回計算社会科学会大会(CSSJ2022)
開催要領
日時 |
2022年2月28日(月),3月1日(火) |
会場 |
オンライン開催(Zoom) |
参加費 |
無料 |
その他 |
CCSS School on Computational Social Scienceと第17回ネットワーク生態学シンポジウム(3月2日)との共催・連続開催になります |
第1回大会優秀賞
研究発表を聴講した本学会の運営委員の投票に基づき,特に優秀な研究を表彰いたします.本大会では,以下の2件の発表に大会優秀賞を授与します.
- 代替肉ツイートの変遷にみる「食」の道徳化 (橋本萌那, 高澤陽太朗, 笹原和俊)
- キラキラネームはオンライン婚活シーンにおいて損なのか (小川一弥, 瀧川裕貴)
プログラム
一般発表の持ち時間は20分とし,発表15分,質疑応答5分を標準とします.
一般発表の「論文非公開」は,論文の公開が参加登録者に限定されていることを示します.
第1回計算社会科学会大会予稿集(公開版)
◆2月28日(月)
時間 |
内容 |
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10:00 |
開会のご挨拶――計算社会科学の新たなステップ
(遠藤薫) |
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10:15 |
基調講演:新しい言論空間がもたらす 社会的リスクとその解決 ~計算社会科学による情報的健康の実現~
(鳥海不二夫) |
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11:00 |
SICSS-Tokyoの紹介
(白土寛和, 上島淳史) |
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11:30 |
CCSS Schoolチャンネルの開設
(上東貴志) |
昼休み |
セッション1 座長:笹原和俊(東京工業大学) |
1 |
13:00 |
オープンな360度評価は従業員パフォーマンスを予測するか? (赤澤祥貴, 橋本萌那, 加藤周, 五十嵐祐, 笹原和俊)
※論文非公開 |
2 |
13:20 |
差別的言動の急変動に対する個体数動力学モデルを用いた検討 (高野雅典, 高史明, 中里研一)
※論文非公開 |
3 |
13:40 |
Factors influencing users’ willingness to provide explicit feedback on food delivery platforms (Matthew Haruyama)
※論文非公開 |
4 |
14:00 |
金融市場における注文流の長期相関は何故生じるのか?:ミクロ起源の実証分析 (佐藤優輝, 金澤輝代士)
※論文非公開 |
休憩 |
セッション2 座長:瀧川裕貴(東北大学) |
5 |
14:40 |
サッカーファンのツイートにおける情動表現の文化間比較に向けた基礎調査 (稲田丈太郎, 土方嘉徳)
※論文非公開 |
6 |
15:00 |
ソーシャルメディア上での行動は社会的差異をシグナルするか? (瀧川裕貴, 水野誠)
※論文非公開 |
7 |
15:20 |
代替肉ツイートの変遷にみる「食」の道徳化 (橋本萌那, 高澤陽太朗, 笹原和俊) |
8 |
15:40 |
Twitter-based Classification of Political Ideologies for US Political Activists (Jinghui Chen, Takayuki Mizuno)
※論文非公開 |
休憩 |
セッション3 座長:西川賢(津田塾大学) |
9 |
16:20 |
Twitter上においてコロナ・ワクチンはどのように受け入れられたのか:日本における実証研究 (谷原吏, 山口真一)
※論文非公開 |
10 |
16:40 |
新聞における新型コロナ感染症に関する情報伝達と感情変化の実証分析 (于海春, 田中幹人)
※論文非公開 |
11 |
17:00 |
「メンヘラ」と自撮り行動:Twitterのハッシュタグ分析から (高桑蘭佳) |
◆3月1日(火)
時間 |
内容 |
セッション4 座長:吉田光男(筑波大学) |
12 |
11:00 |
SNS上で個人が閲覧する情報資産に着目したソーシャル・キャピタル測定の一検討 (鈴木啓太, 中平篤, 大橋盛徳) |
13 |
11:20 |
ソーシャルメディアにおけるCOVID-19に対する集団感情の経時的変化についての分析 (Nguyen Cong Khon, 土屋雅稔, 吉田光男) |
14 |
11:40 |
Cross-Cutting Interaction, Out-Group Hostility, and Partisan Identity: Investigation of Affective Polarization on Social Media (Zeyu Lyu)
※論文非公開 |
昼休み |
セッション5 座長:瀧川裕貴(東北大学) |
15 |
13:00 |
偽情報対策のためのリテラシとソーシャルメディアの投稿との関係性の考察 (金子真由子, 辻健太郎, 清水雅芳)
※論文非公開 |
16 |
13:20 |
フェイクニュースの共有を促す言語的特徴に関する実験的検討 (加藤周, 橋本萌那, 五十嵐祐, 笹原和俊)
※論文非公開 |
17 |
13:40 |
キラキラネームはオンライン婚活シーンにおいて損なのか (小川一弥, 瀧川裕貴)
※論文非公開 |
18 |
14:00 |
転換点を内在した集合的記憶の2フェーズ減衰モデル (五十嵐直輝, 岡田幸彦, 佐山弘樹, 佐野幸恵)
※論文非公開 |
休憩 |
セッション6 座長:水野貴之(国立情報学研究所) |
19 |
14:40 |
海外アニメファンのコミニティサイトに関する基礎調査 (向井謙治, 吉田光男)
※論文非公開 |
20 |
15:00 |
GPT-2移動軌跡ジェネレーター (水野貴之, 藤本祥二, 石川温)
※論文非公開 |
21 |
15:20 |
教師あり機械学習を用いたアメリカ大統領署名時声明の分類 (Takaharu Saito)
※論文非公開 |
休憩 |
セッション7 座長:榊剛史(株式会社ホットリンク) |
22 |
16:00 |
都市交通シミュレーションの冪分布と木構造 (楳本大悟, 伊藤伸泰)
※論文非公開 |
23 |
16:20 |
Network Analysis of the Gender Gap in International Remittances by Migrants (Zelda Marquardt, Yuichi Ikeda)
※論文非公開 |
24 |
16:40 |
国際貿易における民族のリンケージ (全珠美, 水野貴之)
※論文非公開 |
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クロージング
(上東貴志) |
◆3月2日(水)
概要
近年,社会科学研究に新たな潮流が生まれつつあります.それが「計算社会科学(Computational Social Science)」です.その基盤として,オンラインでの人々の自発的な情報行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになったことがあげられます.また,センサー技術やIoT(Internet of Things),クラウドソーシングの発達により,大規模で高密度な行動測定や行動実験ができるようになったことも重要です.計算社会科学は,このようなビッグデータを情報技術によって取得・処理するなど新たな手法を用いて,分析・モデル化・シミュレーション・実験を行い,人間行動や社会現象を定量的に理解することを目的としています.
本学会大会は,日本での計算社会科学の普及と発展を目指し,社会学や社会心理学,経済学やマーケティング,情報学や情報工学,物理学やネットワーク科学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.計算社会科学にご興味をお持ちの方であれば,どなたでもご参加いただけます.
本学会大会は,神戸大学計算社会科学研究センター主催のCCSS School on Computational Social Scienceとの共催となります.また,3月2日開催の第17回ネットワーク生態学シンポジウムとも日程が連続しますので,合わせて参加をご検討下さい.
発表申込
口頭発表をご希望の方は,以下のフォームより発表の申込みをし,論文をご提出ください.論文および発表の言語は日本語または英語とします.論文はPDFファイル2~8ページ(約4,000~16,000字相当)を受け付け,原稿のフォーマットは自由です(大会としての指定テンプレートはありません).ただし,発表申し込み件数が多い場合は,1人1発表のみにするなど,一部の発表をお断りする場合があります(個別に連絡いたします).論文は一般非公開(参加者限りに公開)とすることも可能です.発表時間は質疑応答込みで20分を予定しています.
- 発表申込及び論文提出を締め切りました.現在,プログラムを編成中です.
- 発表申込及び論文提出の締切:2022年2月
18日(金) 20日(日) ※延長しました
- 発表申込及び論文提出フォーム(計算社会科学大会)
※論文PDFをアップロード頂くために,Googleアカウントが必要になります.ご了承ください.
※本フォームは計算社会科学ワークショップ(口頭発表 / 2月28日,3月1日)の申込フォームです.ネットワーク生態学シンポジウム(ポスター発表 / 3月2日)での発表を希望の方は第17回ネットワーク生態学シンポジウムのページをご参照下さい.
聴講申込
聴講参加のみご希望の方は,以下のフォームよりお申込み下さい.第17回ネットワーク生態学シンポジウムと共通のフォームとなっています.
- 聴講参加の締切:
2022年2月25日(金)
- 聴講申込フォーム(2イベント共通)
- ※Zoom上限の300名に達するまで申し込みを受付けます.申し込み完了ページに,参加者専用ページのパスワードが表示されます.
運営
◆主催
計算社会科学会
東北大学 大学院文学研究科
◆共催
日本社会学会
◆協賛
横断型基幹科学技術研究団体連合
◆協力
神戸大学 計算社会科学研究センター
情報処理学会 ネットワーク生態学研究会
◆問い合わせ先
計算社会科学事務局 contact@css-japan.com
過去の大会・ワークショップ