Webのソーシャル化や実空間での様々な行動センシングが進行している現在,人々の自発的な情報行動やコミュニケーションなどの詳細はデジタルに記録・蓄積されるようになりました.このような大規模社会データを情報技術によって取得・処理し,分析・モデル化して,人間行動や社会現象を定量的・理論的に理解しようとする学問が「計算社会科学」 (Computational Social Science)です.
計算社会科学はその目的の達成の方法論として,大規模社会データ分析研究,社会シミュレーションによる理論的研究,バーチャルラボによる実験的研究などを用いています.
本会は,日本での計算社会科学の普及・発展を目指し,経済学,社会科学,情報学などの様々な分野の研究者により活発に情報共有・議論を行う場を提供することを目的としています.